桐生市は、人口約10万人の群馬県東部に位置する都市で、古くから「織都（しょくと）」として栄えてきました。市名の由来は諸説ありますが、桐の木が多く生えていたことから「桐生」と呼ばれるようになったと伝えられています。2005年に旧桐生市と新里村、黒保根村が合併し、現在の市域となりました。足尾山地の豊かな自然と渡良瀬川の清流に恵まれ、歴史と産業、自然が調和するまちです。桐生市の観光スポットとしては、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている「桐生新町重要伝統的建造物群保存地区」（江戸から昭和初期にかけての町並みが残る）、桐生のランドマークである「桐生天満宮」（関東五大天神の一つ）、四季折々の景観が美しい「吾妻山公園」などがあります。また、織物産業の歴史を伝える「桐生織物参考館“紫（ゆかり）”」も必見です。イベントも盛んで、夏には「桐生八木節まつり」が開催され、群馬県を代表する民謡「八木節」に合わせた踊りやパレードで市内が活気づきます。秋には「桐生ファッションウィーク」が行われ、織物のまちならではの魅力を発信しています。さらに、桐生市は「日本で最も古いとも言われる学校」桐生市立西桐生小学校の歴史を有する教育のまちとしても知られています。特産品としては「桐生織」が全国的に有名で、現在も伝統工芸品として受け継がれています。また、桐生うどんやソースカツ丼といったご当地グルメも観光客に人気です。近年では、豊かな自然環境を生かしたアウトドアやサイクルツーリズムの拠点としても注目されています。